?【ベストカースクープ戦記】, 置き去り? 人トヨタルーミー&タンク/ダイハツトール/スバルジャスティの4兄弟車。トヨタ全店併売が開始したことにより、タンクが9月15日に廃止されることになった。そこでなぜタンクが廃止されることになったのか? 見殺し?? 軽自動車で主流となっているスーパーハイトワゴンのコンパクトカー版がトヨタルーミ&タンクだ。室内空間の広さとスライドドアの利便性、そして最先端の安全装置など、軽自動車メーカーのダイハツが開発の中心だっただけに、軽自動車のいいとこ取りしたこの2台。 一見すれば地味に思えるが実はメーカーの販売を支え続けている車種、というものが時折登場する。, 2019年現在、そのような「影の実力車」の最右翼はトヨタのタンク/ルーミーだろう。ダイハツトールのOEMだが、巧みに作り分け購入層を増やしている。, なんとタンク/ルーミーの2018年通算の月販平均販売台数は1万4000台超え。これだけの台数を一気に売りさばける車種は現代において稀有な存在。, OEM元のダイハツも潤い、トヨタの販売店も潤う。まさにウィンウィンな関係を築いた名車はなぜ売れるのでしょうか?, トヨタがダイハツからOEM供給を受けて販売している「タンク/ルーミー」が空前のヒットモデルとなっている。, 2016年11月9日に発表、発売になったわけだが、3年近くが経過しているにもかかわらず、依然好調な売れ行きを続けている。, 2019年1~7月の登録累計はルーミーが5万5021台、前年同期比3.9%増、タンク4万4753台、同0.4%増と共にプラスを維持。, 両モデル合わせると9万9774台で月平均1万4253台となっている。ルーミーは登録車銘柄別販売台数のベスト10の6位、タンクは13位に位置している。ダイハツからのOEM供給車でこれだけ売れている車種は他にない。, 一般的にはニューモデルで発売すると、ひと回りする2年目は伸長率がマイナスに転じるのが大半だが、タンク/ルーミーは例外で今なおプラスを維持し続けているのである。, タンク/ルーミーはコンパクトな背の高いボックス型ワゴンで1リッター3気筒NAガソリン&同ターボエンジンを搭載している。, 直接対抗するモデルはスズキのソリオで、こちらはほぼ同じコンセプトでエンジンは1.2リッターNA&同モーターアシスト方式のマイルドハイブリッド、同EV走行可能な1モーターハイブリッドを搭載している。, 発売は2015年8月26日でタンク/ルーミーよりも1年3カ月早い。2019年1~7月の登録累計は2万7845台、4%増、月平均3978台と好調でスズキの登録車のトップセラーモデルだが、タンク/ルーミーに大きく引き離されている。, この違いを首都圏にある両陣営の扱い店に聞くと「ルーミーの方がクオリティは高く、走り、使い勝手が良い。安全対策もモデルが新しい分先行しているので競合しても勝てるケースが多い」(トヨタ店、カローラ店)。, 「スズキ店よりも販売サービスネットが強力でどこへ行っても店舗があるので、お客さんは安心して買い求めているのではないか」(トヨペット店、ネッツ店)とコメントする。, これに対してスズキ店、アリーナ店の営業マンは「タンク/ルーミーはソリオより1年以上新しいモデルだから、クオリティ、使い勝手、性能面、安全対策で優位にクルマづくりができている。, それに圧倒的な販売力に支えられている。セールスパワーが同じとして比較すればむしろソリオの方が頑張っているともいえる」と反論する。, トヨタの営業拠点は2018年8月末現在、全国で4653営業所存在し、推定営業マンは3万5000人となっている。, 対するスズキ店、アリーナ店は1073営業所、推定営業マンは7000人である。つまり5倍以上の販売力があるのだから、トヨタ陣営の方が圧倒的に優位といえる。, 車両本体価格はタンク/ルーミーが146万3400~200万8800円に対してソリオは145万9080~216万8640円であり、ソリオの方が高めの印象がある。, グレード数はタンク/ルーミーが標準車10、特別仕様車2の合わせて12タイプなのに対してソリオも同じく10+2タイプでどちらも比較的豊富なラインアップ態勢を整えているといえる。, ここでもうひとつ注目したい存在を紹介したい。それは本家ダイハツの「トール」である。こちらの1~7月の登録実績は1万7810台、前年同期比24.7%増、月平均2544台と好調に売れている。, タンク/ルーミーとはボディパネル、基本コンポーネントを共用した姉妹車である。グレード構成、車両本体価格も全く同じである。, 販売台数はタンク/ルーミーとは大きな差があり、ライバルのソリオに毎月1000台以上も引き離されている。, 販売力はダイハツ、スズキとはほぼ同レベルといえる。こうなると両モデルの販売実績の差は商品力の違いといえないこともない。, しかしながら要因は単純ではない。タンク/ルーミーとトールがダイハツ製の同一モデルであるとすると、購入するユーザーサイドからみるとどう映るか。, 「タンク/ルーミーはトヨタブランドだからブランドパワーがあり、アフターケアも心配がない。数年乗って手放す時のリセールバリューも高いのでトールよりもタンク/ルーミーを優先的に選ぶ傾向になる」(首都圏ダイハツ店営業マン)というのが実情である。, こうしたことを差し引けば、はやりタンク/ルーミーは人気モデルと評価できそうである。現在、引き続きフル生産を続けており、納期は消費税引き上げ後の10月以降となっている。, アルファードにプラド、セレナ…4年たっても8年たっても売れてる10台「そのワケは?」, 高速道路SA・PAのEV用急速充電器はなぜ増えない? 背に腹はかえられない切ない事情, ベストカーの最新刊が本日発売!最新号では、次期型マツダCX-5含むマツダ近未来戦略の最新情報をお届け。  そのほか、新型MIRAIプロトタイプ、新型ローグ(日本名:エクストレイル)、新型マグナイトなど注目車種の情報から、「三菱自動車・加藤…. トヨタ タンクを、価格.comに集まるこだわり派ユーザーが、エクステリア・インテリア・エンジン性能など気になる項目別に徹底評価!実際のユーザーが書き込む生の声は何にも代えがたい情報源です。 軽自動車、輸入車を除いた新車の登録台数を見てみると、2019年4月は第1位トヨタプリウス、第2位トヨタアクア、第3位トヨタヴィッツと上位をトヨタが独占しました。続く5月は第1位トヨタプリウス、第2位日産ノート、第3位トヨタアクアとトヨタの牙城は崩れたものの、上位3台のクルマは誰もが知っているヒットモデルです。, しかし、ベスト10まで広げてみると「このクルマがそんなに人気なのか!」と(我々も)少し意外に思うクルマがあります。今回、取り上げるのは、4月の販売台数が7,143台で6位、5月は7,728台で4位となったトヨタルーミー、そして4月は5,654台、5月は6,268台でともに12位だったトヨタタンクです。, メイン写真とこちらがルーミーの標準車。フロントスタイルはタンクと結構印象が異なっている, このルーミーとタンクは取り扱うトヨタディーラーが異なり、フロントマスクのデザインなども少々違いがあります。しかし基本的なコンポーネンツは共通となる兄弟車です。ルーミー/タンク、それぞれ標準車とメッキパーツを多用したカスタムが設定されており、合計4種類の異なるフロントマスクを持つのも特徴です。, ルーミー/タンクはリッターカーのハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーに属していますが、このカテゴリーはスズキソリオが開拓し、独占してきました。なぜ、ほかのメーカーが参入しなかったのでしょうか。それは軽自動車のマーケットと重なるため、それほどマーケット規模が大きくないと考えられていたのです。, 現在、軽自動車の主力モデルとなっているのは、軽自動車枠いっぱいのボディサイズによる広い室内空間と、両側リアスライドドアを採用して高い利便性を実現したスーパーハイトワゴンと呼ばれるクルマです。車種名を挙げるとホンダN-BOX、日産デイズルークス、スズキスペーシア、ダイハツタントが当てはまります。これらのモデルは軽自動車としては価格が高く、上級グレードでは200万円を超えるものもあります。いまや価格的にリッターカーと重なってくるようになってきているのです。, 確かに軽自動車は税金面などではメリットがありますが、乗車定員は4人です。税金などは高くなるものの、価格がそんなに変わらないのであれば、乗車定員が多いリッターカーのハイトワゴンのほうにメリットを感じる人がいても不思議ではありません。リッターカーなら動力性能は軽自動車より余裕があります。燃費や小回り性能も実際は軽自動車とそんなには変わりません。, もうひとつ、大きな理由はスタイルの進化でしょう。ソリオは当初ワゴンRワイドという名称で、その後もワゴンRに似たスタイルを持っていました。しかし2010年に登場した先代ソリオから独自のスタイルとなり、2015年からの現行型もその路線を継承しています。軽自動車のスーパーハイトワゴンの使い勝手を持ちつつ、ボディサイズの制約が少ないがゆえのコンパクトカーらしい余裕のあるデザインとなったことも、人気が上昇した理由だと思います。, ソリオはトヨタと比べると販売力が強くないスズキで毎月約5,000台も売れるスマッシュヒットとなりました。確実にリッターカーのハイトワゴン市場は大きくなってきたのです。そこで、スズキソリオの独占に待ったをかけるために、2016年11月に登場したのがトヨタルーミー/タンク。外観はソリオよりもさらに軽自動車のスーパーハイトワゴン寄りの実用性を重視したスタイルを採用しています。, それもそのはず、ルーミー/タンクは軽自動車やスモールカーに専門性をもつトヨタグループの一員、ダイハツが開発したトールの兄弟車として、トヨタがOEM供給を受けているクルマなのです。軽自動車でスズキとガチンコの勝負を繰り広げているダイハツが、徹底的にソリオを研究して開発したクルマゆえに、その中身はさすがの力作。ソリオと比べると、ルーミー/タンクは特に質感などで優位に立っています。「後出しじゃんけん」のかいがあったというものです。, そんなルーミー/タンク、そしてライバルのソリオに共通する美点は、室内空間の広さやシートアレンジ、収納などの充実ぶり。さすが競争の激しい軽自動車メーカーの製品だなと感心します。, ヴィッツやノートなどトヨタや日産が作るコンパクトカーに比べて、引けを取るどころか使い勝手の良さの点ではまさっている部分も多くあります。, さらに軽自動車メーカーが開発したことが思わぬ形でメリットになったことがあります。それは先進安全装備です。なにしろ一時は(ダイハツが開発した)ルーミー/タンクが、トヨタの開発したコンパクトカーのヴィッツやアクアよりも安全装備が充実しているという逆転現象も起きていました。, ルーミー/タンクはデビュー当初から衝突回避支援システム「スマートアシストII」を搭載していました。しかしソリオが安全装備をアップデートすると、負けずにルーミー/タンクも2018年11月に一部改良を行います。衝突回避支援ブレーキ機能がこれまでの対車両に加えて、歩行者も検知可能となり、さらに夜間での歩行者の早期発見に貢献するオートハイビームを搭載した最新の衝突回避支援システム、「スマートアシストIII」へとアップデートを行ったのです。前後方のセンサーで障害物を検知して、警報で知らせるコーナーセンサーも標準装備するなど、安全性能は軽自動車の最新モデル同様に、非常に高いレベルとなっています。, パワーユニットは、ライバルのソリオは1.2Lガソリンエンジンやハイブリッドシステムを搭載していますが、ルーミー/タンクは最高出力69psを発生する1.0L直列3気筒DOHCエンジンと最高出力98psを発生する1L直列3気筒ターボの2種類。非常にオーソドックスな成り立ちです。組み合わされるトランスミッションは全車CVTでJC08モード燃費は自然吸気エンジン車が22.0〜24.6km/L。ターボ車は21.8km/Lとなっています。ちなみに駆動方式はターボ車が2WD(FF)のみで、自然吸気車には2WDと4WD車が設定されています。, アップデートを重ねることでソリオは毎月約5,000台を販売し、一方のルーミー/タンクは合計でなんと約1万2,000台以上販売しています。2019年5月の販売台数で1万2,000台というと第1位のプリウスを超える数字なのです。そして登場してから2年以上経つというのに、販売台数の昨年比はプラスを続けています。つまり、ルーミー/タンクなどのリッターカーのハイトワゴンの良さに気付いた人がどんどん増えているということなのでしょう。, ニッチなマーケットと思われていたリッターカーのハイトワゴンですが、ソリオが地道に開拓を続け、軽自動車のスーパーハイトワゴンの使い勝手の良さが受け入れられるという流れを見て、トヨタが(ダイハツの力を借りて)工夫を施して参入し、人々の注目が集まり大きな市場となりました。, トヨタがブランド力・販売力の高さを見せつけたということもできますが、ルーミー/タンク、そしてソリオも含めたリッターカーのハイトワゴンのクルマとしての魅力が、多くの人に受け入れられていることも間違いありません。, 中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立、現在はAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員として多くのメディアで執筆中。日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。, https://car-mo.jp/mag/wp-content/uploads/2020/10/15_-TVCM_1.mp4.

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